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胃がん検診が変わる(胃透視か胃内視鏡が選択できる)

日本人で1年間に13万人胃がん患者が発生し、5万人が亡くなっている。

地方自治体が行う胃がん検診が大きく変わろうとしている。市区町村が行う「胃がん検診」は全国で年間約378万人が受診している。自治体が行う胃がん検診方法がこれまで推奨してきた「バリウム検査」の他に、「内視鏡検査」も推奨することが7月の厚生労働省の検討会で提言された。今年から、胃内視鏡かバリウム検査が選択できるようになる。

バリウム検査は胃壁にできた襞や病変が凹凸として確認する。一方、胃内視鏡検査は口、鼻から内視鏡を挿入し、凹凸、色の変化(赤色、褪色)を診る。早期癌では凹凸がでないため、バリウム検査では発見しにくい。日本では内視鏡検査の方がバリウム検査の3倍発見率が高い。バリウム検査のデメリットはバリウムを気管に誤嚥する、大腸でバリウムが詰まり、穿孔(破れる)することである。胃内視鏡検査で内視鏡による穿孔がデメリットである。丁寧に、食道入口を確認して挿入する。喉頭、咽頭も十分に診ておく。

経鼻胃内視鏡検査、麻酔して経口胃内視鏡検査のメリット、デメリットを説明し選択していただく ピロリ感染で汚濁した胃液で観察しづらく、組織検査で悪性細胞がない場合は、除菌後もう一度検査を勧めることが必要である。内視鏡検査では腫瘍が疑われるときは、腫瘍の正面から、確実に組織を採取する。

 

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